2010年4月6日火曜日

菜根譚


★菜根譚★

『 天が、我に福をうすくするなら、我はわが徳を厚くして迎えよう。
天が、我に肉体を苦しめるようにしむけるなら
我はわが精神を楽にして補うようにしょう。
天が、我にわが境遇を行きづまらせようとするなら
我はわが道をつらぬいて通すようにしよう。
かくすれば、天も我のかたい決意をどうすることもできないだろう。』
「菜根譚」明徳出版社刊、中国古典新書より

この書物は、明の還初道人、洪自誠の著です。
私は昭和55年にこの本を買い求め
以来思い出すように時折ページをめくっています。
この書は、道家、儒教、仏教のエッセンスに溢れた
「生き方」の導きだといってもいいでしょう。
一読の価値ありと思いますので、ここに紹介させて頂きます。
『人生の世渡りにおいては、必ずしも功名を立てなくても良い。
先ず大過なく生涯を過ごすことができれば、それが即ち功名である。』

昔師事した国学の師は
「人間は平凡に生きてゆく事こそ難しい」、と言っていましたが
私も50代になってつくづくそう思うようになりました。

幸せに生きる、自分の意志で生きる、本当の自分自身を知る等々
身近なところの目標でも簡単に到達できるものではありません。

バジアン先生は、Healthy.Happy.Holly といつも言っていました。
それは言い換えれば、Body.Mind.Spirit の理想像でもあります。

いつの世も
健康で無事に淡々とした人生を全うする事こそ
一番難しいことなのかもしれません。

『人はすべからく動かず停まっている雲や
流れず止まっている人のような静的な境地の中にあって
しかもよく鳶飛び魚躍るような溌剌たる気象があってこそ
初めて真に道を修得する人の心の姿であるとされる。』