2010年6月1日火曜日

呻吟語

『真の沈静なるものは自ら星が輝くように心が澄み、
ひときわ全き精神をその中に包んでいるのである。』
「呻吟語を読む」安岡正篤著
この呻吟語は
明代の思想家・呂新吾によって書かれたものです。
彼は、河南の沙随に隠棲し、82歳で世を去るまで
学を講じていました。
その伝記によれば、「天資魯鈍」とあり
いわゆる秀才の類ではなかったとされています。
そこで彼は、学問に関して
「澄心体認(心を澄ませて身につける)」を心掛けたそうです。
焦ることなく、無理をせずに
地道に学びを重ねていったわけです。
まさに、継続は力なりです。
『真機真味、要涵蓄。休点破。
其妙無窮、不可言喩。
所以聖人無言』
"真の機微や味わいは
そっと内に蓄えておくがいい。
その妙はつきることがなく
言葉に喩えることはできない。
それゆえに聖人も無言でいるのだ"
読みやすいのは安岡先生の本ですが
きちんと学びたい場合は
「呻吟語」(徳間書店)をお奨めします。