2010年6月14日月曜日

犀の角の如く

『最高の目的を果す為、
慇懃精進し、心が怯む事なく、行を怠る事もなく、
堅固な活動をなし、体力と智力を備え、
修行者たるもの、犀の角の如く独り歩め。

独坐と禅定を、打ち捨てる事なく、
諸々の事柄について、理法に従がい、
諸々の生存には、憂いがあると知って、
修行者たるもの、犀の角の如く独り歩め。』
「スッタニパータ」中村元訳

ここでは、
犀の角の如く独り歩め、
という言葉が何度も繰り返されます。
孤高の勧めのようですが、
要は信念の大事さを説いているのだと思います。
18歳から数年間、かなりストイックに生きてみましたが
後から見ますと、自分で自分を強く束縛していたように感じます。
真の自由を求めていたはずなのに、
鎖でがんじがらめになっていました。
超えるべきところを
「避けること」で誤魔化していたようにも思います。

自分を最後まで束縛するのは自分なのです。
荘子の「逍遥遊」ではありませんが
自然無為の生き方こそが理想だと思います。

『音や声に驚かない、獅子のように、
網に捕まることがない、風のように、
水に汚されることのない、蓮のように、
修行者たるもの、犀の角の如く独り歩め。』