2010年8月17日火曜日

戒律への固執


ヤマとニヤマについては、
ハタ・ヨーガ・プラディーピガーに次のような記述もあります。

「ヨーガは次の六つのことがらによってくずれる」として、
そのひとつに「戒律への固執(こだわり)」(1-15)をあげています。

ヨーガを宗教的に色づけされている方々は
このヤマとニヤマについてしばしば言及され厳格に考えておられるようですが
ハタヨーガの聖典であるハタ・ヨーガ・プラディーピガーでは
ヤマとニヤマは部門として取り上げられてはおりません。

戒律への固執はヨーガを崩してしまうと主張しているくらいですから
ハタ・ヨーガ・プラディーピガーがヤマとニヤマについて
ヨーガの部門から排除したのは当然かもしれません。

私的には、「戒律への固執」はヨーガの妨げになるという
ハタ・ヨーガ・プラディーピガーに同意します。

ほとんどの宗教には特有の戒律があります。
でもそれらは多くの場合、帰属意識を維持する為にあえて
束縛感を強要しているような気がしてなりません。

信仰を常に意識させる為には
束縛のメニューが多いほうが効果的だからです。
「あっ!あれはダメだ!」とか
「XXはいいんだけど、これはダメなんだよね」とか
日常生活の多くの場面で様々な縛りをかければ
その都度、信仰を自ら再確認することになるからです。

帰属意識の維持に戒律がとても大きな力を発揮するのは
いつの時代でも同じだと思います。