2010年9月30日木曜日

達磨大師の最後

達磨大師といえば、中国の禅の開祖として有名ですが
どのような最後だったかは、あまり知られていません。
伝光録によれば
菩提流支と光統律師に5度毒薬を飲まされそうになりましたが
ギリギリのところで、危うく難を逃れました。
そして、6回目の毒を飲まされそうになった時
達磨が、その毒を盤石の上に置いたところ
たちまちその石が裂けたそうです。
その時、達磨は弟子への伝法を終えたことで、
自ら身を引こうと思い、坐禅をしたまま帰幽したとされています。
これを"毒殺された"と解釈する向きもありますが
本当の所はわかりません。
ただ、敵対していたグループがあったことは間違いなさそうです。
度々毒殺されそうになりましたし
彼らに石を投げられて、前歯を折られたりもしています。
この伝光録は日本曹洞宗の太祖、瑩山紹瑾禅師の提唱録です。
釈迦牟尼仏から始まって迦葉尊者などの西天二十八祖
そして中国に来た達磨を始めとし、東土六祖等を経て
道元とその弟子の懐弉に至る曹洞宗の流れを
それぞれの伝記を基に説明したものです。(全52章)