2010年9月30日木曜日

止観

眼を閉じることを瞑目と言うように
もともと瞑には「閉ざす」という意味があります。
ですから、瞑想とは「想いを閉ざす」と解釈してもよいでしょう。
想いとは、心の相のことです。
よく家相とか手相というように
相とは「特定の形の置かれている状態」を意味します。
不動産屋さんの店頭に家の間取り図が貼ってありますが
家相をみる場合、その間取りの方位上の向きが最も重要になります。
もちろん間取りの如何も大切ですが
その置かれている状態が最終的に吉凶を分けるわけです。
蛇足ですが、
孔明が駆使したとされる八門遁甲等では
さらに時間というファクターも用います。
つまり瞑想とは
「心の置かれている状態を閉ざす」ということになります。
これは所謂「止」に相当します。
インドでは、止と観がセットになっていますが
「観」を究めるには、まず「止」が前提となります。

ヨーガスートラやウパニシャッドなどの古典を読まれている方なら
すでにご承知のことと思いますが
この「止」は、ある意味ヨーガの根本であり、観照への基礎でもあります。
瞑想は、まさにここから始まるわけです。