2010年10月2日土曜日

クンダリーニ-1

巷間のヨーガ関係の書物では、
チャクラと共にクンダリーニについての言及を多く見受けます。
生命の根源的なエネルギーであるとか
尾てい骨辺りにとぐろを巻いている「蛇の火」だとか
さまざまな説明がされていますが、
自らの深い体験をもとに
研究と研鑽を積み重ねた記述は稀だと思います。
クンダリーニについては、賛美系から警告系まで
諸説様々でとてもわかり難いという声が多くあります。
クンダリーニには、そもそも
質的に生気系と光輝系の2種類があるわけですから
当然、その顕れ方も一つではありませんし
またそれぞれが多様な側面を持っているのも事実です。
実際のところ、きちんと制御すれば何も問題はないのですが
誤った練習方法を続けた場合には
気功や禅等と同じく身心上の「偏差」になることもあります。
時折クンダリーニについて参考になる文献がありますかと
質問を受けますので、ここで3冊ご紹介したいと思います。
「魂の科学」 スワミ・ヨーゲシヴァラナンダ著
「クンダリニー」 G・S・アランデール著
「チャクラ」 リードビーター著
私見ですが、各書ともに一長一短があり
卓見だと思うところも沢山ありますが、
同意できないところもあります。
ただ本格的に研究されたい方には、
多くの学びが得られることでしょう。
「魂の科学」の素晴らしい所は、
クンダリーニの覚醒について
「生気の上昇」と「光輝状態の始まり」
の2種類があると述べている点です。
通常のヨガ本では、「生気の上昇」を以って
クンダリーニの覚醒と説明しているようですが
実際には
「魂の科学」にもあるようにその程度では大したことはありません。
それによって得られるものは
暗性優位の三昧と言われる低レベルの三昧に過ぎず
体力は増強されても、
マインドとスピリットに対する働きかけは殆ど期待できません。
実際体験してみれば、期待が大きかっただけに
ほとんどの方がガッカリされると思います。
ハタ・ヨーガ・プラディーピガーの説くように
密教ヨーガの限界がどこにあるのかを自覚することでしょう。