2010年10月12日火曜日

求聞持法とキルタンクリヤ-1

真言密教の秘法に
「虚空蔵菩薩求聞持法」というのがあります。

これは空海が成就したとされる特殊な脳力開発法ですが
難易度の高さも尋常ではなく、
他の修法のそれを遥かに越えています。
虚空蔵菩薩とは、
そもそも無限の智恵と慈悲を持った菩薩であるため
この法は、特に記憶力の増進を祈念する修法として知られています。

表面的には、虚空蔵菩薩の真言を
1日1万回、100日間で100万回一定の作法で、
印を組みながら唱えるわけですが
ただ一心に唱え続ければ、法が成就するというものではありません。

空海は中国に渡る前に、
この法をある沙門から伝授されました。
そして、各地を転々としたものの、
最後に室戸岬の洞窟(御厨人窟)に到りそこに籠もって修行しました。

彼の著作である三教指帰によれば
行が成就した時のことを
「谷響きを惜しまず、明星来影す」と記しています。

これはヨーガ的には、
恐らくアジュナー・チャクラの開眼と考えられますが、いずれにしても、
天才が命懸けで修行した結果到達した優れた境地だといえます。
私は真言宗醍醐派の師からいろいろ伺いましたが
残念ながら、自分で修行したことはありません。

ヨーガと求聞持法を両方修行していれば、
比較することもできたのですが。